営業ブログ

自己責任

インターネットの普及により、自宅、会社にいるだけでいろいろな情報を入手することができるようになった。しかも自分の好きな情報だけを必要なだけ、自分の好きな時間にみることができるようになりましたが、情報は一方通行に近く情報を得た人が自分で判断しなければならないし、その情報が本当かどうかは別な話です。

 

私達の仕事でも、借入れの申し込みやその後のやりとり、登記簿謄本の閲覧や住宅地図や売買事例などインターネットに頼るようになっています。仕事が楽?になりましたがすべて電子化というわけにはいかない、それが本当で真実だと当然と思っていることが怖いように思います。不動産の登記簿謄本の閲覧は担保の設定状況や差し押さえなどを確認しますが、あくまでもその日の今のもので数分後には担保の内容が変わっている場合もあります。不動産の担保だけではないですが、情報を開示する側も情報を得る人も自分自身での自己責任をもつ大事な時代になりました。

以前、不動産担保ローンで別人(なりすまし)による借入れ申し込みが有りました。

その方と一回目にお会いしたのはご自宅でした。奥様も一緒にお会いし申し込みをいただき、調査日、仮融資日を決めてその日はお別れしました。ご主人は出張が多く自宅にはほとんど居ないため、契約日と融資日を同日にして休みをとって自宅で待っているということでした。

後日、調査の日です。申し込みを受けたときには居なかったお子さんが居ました。そして、家の中の様子や奥様の身なりが異様に違っていました。子供がいるせいか先日より散らかっていました。奥様もすごく地味で暗く感じました。申し込み日とは、誰が見ても別人と言うくらいでした。不動産は、ご主人の所有なので奥様はほとんど関係ありませんので、調査の結果を待つことになりました。

調査結果、融資不可。???

不動産所有者が別人でした。あのご主人が?

憶測になりますが、ご主人の不動産でお金をつくろうとしたということは、逃亡?しか考えられません。不動産に担保が付けばいずれは判明しますし、月々の支払いは奥様一人では支払いができる金額ではないので、本当のご主人に支払いの督促が行き当然わかってしまいます。

申込日は、二人?三人?で出かけ、子供をどこかに預けて二人で物件にいた。二人の容姿、室内が整っていたもの、後日の奥様の身なりもすべて、このように考えることで納得できました。

銀行や保険会社などと違い、情報が全くない状態から取引開始は、相手が見えない社会の一方的な情報の典型的な出来事でした。

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