FIFAワールドカップがいよいよブラジルで開催する。日本では野球人口のほうがまだサッカー人口より多いが、世界を見るとサッカー人口のほうが断然に多い、いろいろな環境を考えるとやはり当然だなと思う。
先日、NHKでブラジル代表選手の特集をしていてその選手の家が映っていた。ところどころに芝生が植えてあり、その芝の上では必ず裸足でサッカーボールを蹴るのだそうだ。さすがに一流選手らしい豪邸で小高い丘の上に立っていたが、職業上、不動産を担保的に見てしまった。
担保物件でたまにあるのが不動産の宅地内に立派な樹木や大きな庭石がある家がある。ご本人やその立場の方々からすると相当なものなのは間違いないが、担保として不動産を見るときに必ず撤去を考えなければならず評価から減額されてしまう。
立地も見晴らしがよくても要壁やがけ崩れの心配などご本人からするといいものが、われわれが査定すると決してプラスになるとは言えないのが現実。土地の形や大きさも査定に左右し、対象不動産の近隣で居住や流通している(流通しやすい)大きさがあり中途半端に大きいと分割が出来ず、一坪の単価が低くなってしまう場合がある。
融資には問題が無くても、なかなかお客さんは減額を理解できないこともある。「どうして?」と、自分の家の価値を低く査定されてしまうと納得がいかないようだ。
ワールドカップ日本代表選手は自身が納得いかないプレーをせず、是非ベストを尽くしてプレーしていただきたい。